 【POINT2】精度の高い作り方
歯は無理な力がかかると、歯が動く事によって無理な力を緩和しようとします。これを応用したのが歯科矯正です。一方、インプラントは骨と直接結合するので動きません。ということは無理な力がかかると、骨が溶けるかインプラントが折れるかどちらかになります。
インプラントの上部構造(かぶせの部分)は、非常に精密に作る必要があります。一般には30umの薄い板が入らないぐらいの精度で製作しないと長期間の使用に耐える事はできません。このぐらいの精度で作ると当然、大量生産の流れ作業では作れません。一つ一つ、熟練した職人が顕微鏡下で手作業で作るため、一つの製作単価があがります。当然、患者さんに提供する時の治療費も上がります。
しかし、このように高い精度で製作をされたインプラントは非常に長期間の使用に耐える事ができ、インプラント周囲炎等のトラブルも格段に少なく、一度した治療が長持ちします。結果的に、歯科医院に通う回数も少なくなり、長い目で見ると治療費は安くなります。 |  |
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